百四十の限界を超えて

関ジャニ∞ヲタクの自己満語り

関ジャニ∞大倉忠義のドラムの成長について

昨今、丸山隆平さんのベース技術の上達が目まぐるしくて分かりやすくカッコいい。「勝手に仕上がれ」のアレで世間に見つかっちゃったー!感ある。同時に丸山さんにとってもプレッシャーがかかるだろうけど、がんばって!

あと渇いた花の村上さんの演奏だって、始めたころの映像を見た人なら分かる。急成長だ。関ジャムの影響なんだろうか。

トランペットはあんなに急にうまくなるものじゃないよ横山さん!向いてたんだね!

 

…なんて、思うけど、この辺を語る人は多い気がする。
ふと気づいた。

「大倉くんってドラム上手だよね」といろんな共演者が関ジャムやアルバムでコラボした方が言ってくれる。けど、具体的にどう…と語っている人がみつからない。オタクにも。

分かりづらいんですよね!そうですよね!なので語ります。

 

 

太鼓の達人として認知された経験のある大倉忠義さん。
あれ、確かに経験者にとっては有利なゲームです。でもコツがあるんで(叩くタイミングと音が伝わる(反映される)タイミングが実際の楽器とは違う)、ただの楽器経験者よりガチゲーマー様のほうが上手いですね。大倉さんは達人と向かい合う中で、そのコツを掴んで高得点を出せるようになっていました。
そうだ、大倉さんってゲーマー気質だったよね。

大前提として、リズム感が必要なゲームです。分かりやすくリズム感がある彼のドラムも、心地いいタイミングでアクセントが入ります。だからドラムに向いているんだと、思うのです。

ドラムに向いてるからといって、はなから誰でもドラムができるわけではありません。
関ジャニ∞に入るためにドラムが必要だったという大倉さん。
つまりドラム歴は関ジャニ8時代を合わせてグループと同じだけあります。つまり02年末~ですかね。

2006年3月15日に発売されたアルバム「F・T・O」にすばるBAND*1として「ONE」が本人たちの演奏で納められており、当時の音を聞くことができます。
これもやっぱり、アクセントが心地いい。これはセンスの賜物ですね。初めてちょっとのドラムとは思えません。こっちは猛練習の結果かと思います。

ただ、上手いor下手か、でいうとお世辞にも「上手い」とは言えません。「下手寄りのがんばれコレからだぞ!」です。
まず音の粒が散らばっています。スネアの音もカスッとしています。的確な場所を的確に叩いていないということです。テンポが走ったり遅れたり。ドラムの掟はテンポを守ることです。メトロノームにきっちり合わすことです。人間メトロノームになること…と文字では簡単ですが、簡単にできるものじゃない。映画「セッション」のような鬼教官がついてても、テンポはブレる。人間だもの。
この音源でテンポを引っ張っているのは、ボーカルの渋谷すばるさんです。この段階で丸山さんはまだベースに自信ない感があったり結構間違えるとか、そんな感じだったと思いますし、安田くんが経験者で頭一つ抜けていても途上で、良くも悪くも、すばるさんが引っ張って支えているバンドという感じでした。
普通のアーティストがCDにできるような演奏技術か、と言えばNOです。しかしこの時の音源を残してくれていて、本当にありがたい!ここから彼らがどれだけ努力してきたのか、いつでも比較しながら考えることができるんです。

何度かドラムソロが映像として残っていますが、ライブ「Heat up!」のドラムも06年ですから、そんなに上手いわけではありません(かといって馬鹿にされるほどではありません)。このドラムのときに思ったのですが、流石アイドルたっちょん。魅せるのがうまいんです。

でも、魅せるだけ?

そうじゃない。
上手くないんですよ、そんなに。ドラム歴を見ると上手いんですが、事前情報が無ければ下手よりのがんばれコレからだぞ!なんですよ。でもこの時点で、私はこの人のドラムが好きなんです。ただそんなにうまくないから…好きな理由もよく分からずでした。

楽器というものの上達は、一気にあがるものでは無いと私は思います。そこからしばらくの大倉さんのドラムを追うに、分かりやすい上達はあまり感じていません。ちゃんと練習してたのか、練習していなかったわけではないと思うけど追い込んでなかったのか、と考えたのですが、まぁ大倉さんがドラムごと以外で忙しかったんだと思います。
だってアイドルだもん。他のメンバーにも言えることですが、楽器練習の時間なんてなかなかとれるものじゃ無いのです。1日1時間やったところで、うまくなるもんじゃねぇ!ってのが楽器の苦しさですよね。パワープレイのみのドラムソロも、限界があります。

PUZZLEでその片鱗は見えるんですが、初カウコン「COUNTDOWN LIVE 2009-2010 in 京セラドーム大阪」でのドラム演奏では、今までと明らかに違っている感じがしました。
叩いていて、余裕があるんです。今までより曲の難易度レベルが上がっているのにもかかわらず。
バンド編成でのスタートというセットリストで、グループとしてゴリゴリバンドを全員でゴリゴリしてたのですが、今見ると関ジャニ∞がバンドとして成立したという空気を感じます。それまでもバンドをしていたのですが、全員がレベルあげて音が固まったという感じですかね。
ドラムは全体を見ていなければなりません。俯瞰です。どれだけ頭を振ろうが自分の歌うところの歌詞を忘れようが、心の中では冷静に。どこで誰かがテンポやリズムを落とすか分からない、そのときに自分がカバーして随時修正していかなくてはならない。

この時、大倉さんは完全に関ジャニ∞のバンドの核を支えていました。
相当他のメンバーも、安心して演奏や歌をできるようになったんではないかと思います。すばるさんと意思疎通をするかのように、向かい合い、引っ張ってもらうのではなくて支えるようなドラムになっていました。

このあたりから大倉さんのドラムは超急成長をとげます。
まず、スマートになりました。身体だけではなく、動きが。スティックを自分の意図で動かす、という当たり前のことですが振り回されずにできるようになったんではないでしょうか。ドラムセットのポジションなんかにもこだわりが出てきたように思います。チャイナシンバル*2がこのあたりから彼の必須アイテムなのでしょうか。

次に音が固まり始めました。
上手く言葉にすることが難しいんですが、ナルトがチャクラを練って圧縮させたように、BLEACH一護斬魄刀が太いのから細くなったように、コントロールできるようになりました。分かりにくいですか。

まずスネアヘッド*3があるとしましょう。
スティック*4を適当に降ろしただけでは、良い音は鳴りません。「振り下ろす力」をしっかりスティックの先に持っていく技術が必要です(同様に、振り下ろしたあと跳ね返りを自分に受ける技術とかなんかその他もろもろ)。
さらにスネアの表面だけ鳴らしても意味がありません。中の空洞を響かせないと、だめなのです。スナッピーのチューニングもありますが、うまく叩いていると粒の丸い芯のある音が聞こえます。それはスネアだけじゃなく、タムタム*5もそう。
お手玉を床に落とす感じじゃなく、ビー玉を落とすような。そんな音。
そういう音を大倉さんは出してくれるようになりました。男性ドラマーならではの重厚感もアップしました。

LIFE〜目の前の向こうへ〜」でバンド形式を世間に出したことが大きかったんだと思います。あの時Mステで大倉さんは緊張の末にテンポをめちゃくちゃ速くしてしまい、翌週失敗を報告していましたが(あの初披露の失敗はほとんど大倉くんのせいです(笑))、それも含めての上達ポイントだったのではないかなと。

8UPPERSでバンドを聞かせる曲が増え、関ジャニ∞のバンドレベルが着実に上がる中、驚いたのは「∞祭」での 「Dye D?」とかのバンド演奏かなと。驚いた人も多かった曲だと思うんですが、あのアクセントの入れ方とか曲調によっての演奏変化とかスタッカートとか聞いて、「あっ、こういう演奏できる人だったんだ!」と感じ私が大倉さんのドラムを好きな理由がはっきりしました。

先に「ドラムの掟はテンポを守ることです。メトロノームにきっちり合わすことです。人間メトロノームになること」と書きましたが、本当にメトロノームが欲しいなら人間じゃなくても良いんです。今の時代、ドラムの音はいくらでも作れます。
でもね、これはセンスの問題なのかな。テンポ守ってても本当につまらないドラムってあるんです。機械みたいな。
大倉さんは今でも時たまテンポ走らすけど、それが理由ではないけど、断じて機械のような演奏はしません。
歌ってるんです、ドラムが。そこにメロディーがあるんです。
8ビートを4小節やったら、機械は同じことを4回します。でも大倉さんは音楽に合わせてアクセントの強さを変えたり、力の込め方を変えているんです。抑揚があって、歌ってるんです。かなり繊細です。グリップの握り方ひとつで、音が変わります。
だからそこに乗っかる音楽は、楽しい。リズムに色が無い音楽はつまらないですよ。でも大倉さんがドラム叩くと楽しいんです。
自称プロ、でも機械みたいな人いるんですよね~。まぁ自称なので真っ当な評価はもらえませんが。

なんでこういうことが出来るようになったかというと、ドラムと辛抱強く向き合っているからだと思います。思うに大倉さんは昔からこういう演奏がしたかったんじゃないでしょうか?あれだけ(良い意味で)ガヤガヤとした多彩なバンドの中で、機械のようなドラムが混じれるわけが無い。でも、コントロールはそんなに簡単なものでは無い。基礎も含めて練習したように感じます。

関ジャムが始まってから、どんどんその技術があがっています。
大倉さんは、どんな曲でも叩けるドラマーになりました。謙遜していましたが16ビートだって結構余裕で叩いてますよね。
でもYOSHIKI兄様をゲストで招いた回で、また圧倒的なドラマーというものを感じたと思います。
大倉さん、速打ちがんばって!と思いました(笑)あとはC.Cymの音色とか他こまごました技術とか…なかなか関ジャニ∞の曲だけだと上達に限界があるので、関ジャムでいろんなジャンルの曲をさせてもらっているのは経験値をかなりあげているんじゃないかなと思います。大倉さんなら、そのうちまだファンが見たことのないドラム演奏を見せてくれると思います。
圧倒的なドラムソロ。待ってますよ!

 

 

横山裕さんのボンゴ(とコンガ)が、しっかり上手くなっている話しについては、自分の中でまとまってからいつか書きたいです。

 

 

*1:すばる・丸山・安田・大倉のバンド

*2:カンカンと鳴るシンバル

*3:小太鼓の叩くとこ

*4:バチ

*5:小太鼓の前にある二つ三つの太鼓